備忘録

文字書きの備忘録

好きな夢小説の話をする。

この記事を読んで好きな夢小説の話をしたくなったのでしようと思う。

私が心にぐっとくる夢小説は、夢主という存在を通じて見えるキャラたちの「原作では見ることのできない姿」が描写されているものだ。例えば冒険が主体の作品なら町娘と過ごす時間だったり、学園スポーツ物ならクラスメイトと話をしている姿だったり。「あー、ありそう!」って思いながら読めるものがとても好き。
あとは、キャラの心境を細かく描写している夢小説も好きだ。キャラが夢主を思っていたり、なんだったり、その作者が感じているキャラ像が見えるととてもうれしくなる。それが自分の思うキャラ像と一致していたときなんか、作者の元に行って両手を掴んで「めっちゃわかるよ!!!!!」なんて言いたくなるね!私と語らおうよ!!
文章がプロ並みで「この人語彙力お化けかな???」と首を傾げたくなるくらいしっかりとした文章と構成がされている夢小説を読んだ時には「はーーーー神様ありがとうございます」って平伏したくなるし、こんなにも圧倒的な文章力で二次創作をしている人がいる事実に感謝したくなる。
最近揶揄されることの多い、いわゆるポエム小説と言われるような内容が曖昧でふわふわしたわたがしみたいな夢小説も大好きだ。キャラくんと過ごす穏やかな朝の1シーンでもいい。ベッドの中でとりとめのない話をしてキスをして終わる話でもいい。なにも考えずに、ただ、ふわふわとそこに浮かんでいる感情や空気に浸ることができる。
 
私は夢小説が好きだよ。どこが好き?って言われるとわかんないけど、でも大好きだ。夢小説から二次創作という世界に入って、一次創作に行って、キャラ×キャラの夢小説以外のCPジャンルを書いたり、そのキャラに絞った恋もなにもない考察を文章化しただけの小説も書いたりしてきたけど、やっぱり私は夢小説が好きで、戻ってきてしまった。ここは私の故郷で世界で、今もまだちゃんと私のお家だから。
夢小説はなんでも受け入れてくれる。好きなキャラくんと彼女が仲良くしてる姿を穏やかに見守ることも、嫉妬にぐるぐるすることも、切なさに涙を堪えることも、笑顔で応援することも出来る。憧れのキャラくんを遠くから見つめることも、友達として肩を叩くことも、仲間として抱き締め合うことも、恋人として愛し合うこともできる。なんでもできるんだ、そう、夢小説ならね。
 
だから私は、夢小説が大好きだよ!